臨終に当たって | |||
もしものときは もしも身近な方が亡くなくなったときは、あわてずに、次の事項をメモしておきましょう。 1 故人の名前 2 自宅の住所と電話番号 3 病院の名前と所在地 4病室番号 5 代表者(連絡者)の名前と電話番号 病院でなくなったにせよ、自宅でなくなったにせよ、ご遺体を自宅か葬儀場所などに搬送しなければなりません。そのときに葬儀屋さんか、搬送のお手伝いをお願いする場合に必要になります。 葬儀屋さんの場合は、24時間連絡が可能であるのが普通です。 葬儀−−死亡してから親族への連絡まで どなたか身近なひとが亡くなって、葬儀を執り行う事になったときは、おおむね次の手順で進められますので、あらかじめ頭に入れておき、その場その場であわてないようにしたいものですね。 死亡したときの手続き 医師から死亡診断書・死体検案書を受け取ります。 役所への届け出でが必要になりますので、認め印を用意します。 最終診察後24時間以内でかつ死因が明らかに診療中のものである場合については死亡診断書が作成されます。事故など診察中の病気以外の場合はたとえ病院内で死亡した場合であっても死亡診断書を作成することはできず、医師は死体を検案して「死体検案書」を作成します。 役所には、死亡してから7日以内に「死亡届」を提出します。 届け先は、本籍地、死亡した場所の市町村役場、届出人の住所のある市町村役場のいずれかです。 なお、自宅でなくなったときは、医師が来るまで遺体を動かしてはいけません。死亡原因などを特定するために医師が「死体検案書」を書きます。 医師がいないときは、警察に連絡します。 臨終に際して 末期の水(まつごのみず) 「死に水」とも言いますが、通常死亡者が生き返る事を願う意味と霊界に行ってから乾きに苦しむ事のないようにと願う気持ちからの風習です。 医師から臨終を告げられたら、近しい人から順に行います。 割り箸か筆の先に白い糸で脱脂綿を巻き、水を含ませて本人の唇を濡らすようにします。 死化粧(しにげしょう) 湯灌(ゆかん)をしてご遺体を清めたら「死に化粧」をします。 髪を整え、爪が伸びていたら切りそろえます。 男性ならヒゲを剃り、女性なら薄化粧をします。 頬がこけているようなときは、綿を頬に含ませます。(含み綿) 遺髪や遺爪を必要としたいときはこのときにいただきます。 死に化粧は地方によって、故人に刃物をあてることから、嫌う場合もあります。 その場合はしません。 遺体の安置の仕方、段取り 1 遺体を安置する 2 敷き布団を用意する。ベッドの上でも良い。 (シーツ、枕、掛け布団は遺体用のものを葬儀屋さんに依頼する。) 3 納棺するまでは、頭は北に向けて寝かせる。北の方角がとれないときは西とする。 4 顔は白布で覆う。 5 胸元に守り刀を置く事もある。(宗派によって) 6 神棚には白い紙を貼る。(神棚封じと言う。) 7 枕飾りには、一膳飯(枕飯)、コップなどに水一杯(浄水)、枕団子、一本花を置く。 (宗派によって多少異なる。) 8 一膳飯の盛り方、箸の立て方、団子の作り方盛り方などは、宗派による。 親族への連絡 すぐに知らせる人と、葬儀日程が決まってから知らせる人を分けて、落ち着いて連絡する。 死亡日時 場所 その他連絡方法(例 今○時○分お爺さんが病院でなくなりました。これから、家に連れて帰ります。葬儀の詳しい事は決まり次第連絡します。) 最近は、葬儀場所として葬祭場が利用される事が大変多くなっています。 葬儀場所が決まったら 葬儀日程 場所 電話 宿泊 交通機関 連絡方法など 親族の範囲(参考) 死んだ人本人−−配偶者 0親等 本人の父母、 本人の子 1親等 本人の兄弟姉妹 本人の孫 本人の祖父母 2親等 本人の叔父叔母 本人のひ孫 本人の甥姪 3親等 本人のいとこ 本人の甥の子・姪の子 4親等 配偶者の父母 1親等 配偶者の兄弟姉妹 配偶者の祖父母 2親等 必ず現金を用意しておきましょう 病院への支払いや、タクシー代、食事代などすぐに現金が必要になります。 まとまった金を用意しておきましょう。 銀行や郵便局は、死亡した事が分かると本人名義の預金は下ろせなくなります。 しかし、本人のための葬儀費用に関しては、相談に乗ってくれる事もあります。 葬儀の日時と場所の決定 日時と場所の打ち合わせ ご遺体の安置後、お通夜、告別式、火葬の日取りを取り決めます。 葬儀屋さんと相談します。 連絡先 お寺、 親族、 火葬場に連絡します。 お寺と親族は、喪主が連絡します。火葬場は葬儀屋さんにしてもらってよいでしょう。 お寺にはなるべく早く亡くなった旨を連絡します。日取りはきちんと決まってからにします。 お寺とおつきあいがない場合は、葬儀屋さんに依頼して頼んでもらいます。 特に、仏教とは限りませんので。 「例文」 お世話になっております。○○町の○○と申します。 実は、○○がつい先ほど亡くなりました。 ただいま自宅につれ戻りましたので、ご住職様にお通夜、ご葬儀をお願いしたいと思います。 神棚封じについて ご遺体を自宅に安置するときは、神棚に白い紙を貼り「神棚封じ」をします。 仏壇があるときは、扉を開けたままにしておきます。 地方によって違いがあります。 派手な絵画や置物は別の部屋に置きます。 白い紙は4四十九日祭が済むまでそのままにしておきます。 友引の日は葬儀を避ける? 一般に友引は親しい人が死後の世界に引き寄せられるとされ、葬儀を避ける傾向がありました。 しかし、最近では気にしないで行う地方も多くなってきました。 監察医に見てもらう場合とは(検死)どんなとき?
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TOP目次 臨終に当たって 臨終からの儀式 お通夜の手順 葬儀の手順 葬儀での挨拶1 葬儀での挨拶2 葬儀豆知識 葬儀点検事項 仏壇について 宗派と本尊 新しい葬儀とは 密葬 お墓について 葬具について 通夜振る舞い 生命保険について 死亡手続き等 相続財産とは 相続税の申告
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